技術の安川電機が作るパワコンの特徴・強み、交換についてご紹介!

技術の安川電機が作るパワコンの
特徴・強み、交換についてご紹介!

<重要なお知らせ>2024年4月以降に低圧発電所のパワコンを交換される方へ

2024年4月以降、電力会社が接続を許可するのは電圧フリッカー対策機能付きのパワコンのみです。
対応しているのは、オムロン、安川電機、ファーウェイなどです。
ダイヤゼブラ(田淵電機)は2024年8月ごろに対応予定です。
※パワコンを交換する際は、必ず専門の販売店に確認してください。

日本の太陽光発電システムに欠かせないパワーコンディショナー(以下、パワコン)メーカーといえば、オムロン、安川電機、そしてかつての田淵電機(今はダイヤゼブラ電機)が挙げられます。皆さんの太陽光発電所には、どのような国産パワコンが使われているでしょうか。

最近では、FITの売電期間が10年を迎える投資用太陽光発電所が増えています。皆さんの発電所では、パワコンが順調に稼働していますか。今回は、技術志向の高い販売店だけでなく、技術を重視する太陽光投資家から支持されている安川電機製のパワコンについてご紹介します。

株式会社グッドフェローズが運営するタイナビ発電所では、安川電機製のパワコンが日本一の販売台数を誇ります。
累計数千台以上の取り扱い実績があり、主に販売店向けに卸売りされています。安川電機製パワコンの特徴・強みの他、企業の特徴についても解説しますので、興味のある方はぜひご一読ください。

1.安川電機とは?

安川電機とは?

安川電機は1915年に創業し、1949年から東証1部に上場しています。同社は産業用ロボット市場で世界的に高いシェアを誇り、アメリカ、ヨーロッパ、アジア、アフリカなど、世界中に拠点を展開するグローバル企業です。

創業100周年を迎えた際には、ロボット村をオープンするなど、産業用ロボット分野ではYASUKAWAの名前は業界内で広く知られています。

また、安川電機は1960年代からインバータ機器の開発に取り組み、その応用製品として古くから太陽光発電のパワーコンディショナーなどを開発してきました。2022年現在、同社はFITや自家消費用のパワーコンディショナーを販売しており、海外でも大型のパワーコンディショナーを提供しています。

2.安川電機のパワコンの特徴と「Enewell-SOL P2シリーズ」について

安川電機のパワコンの特徴と「Enewell-SOL P2シリーズ」について

安川電機のパワコンは産業用ロボット業界で非常に高い知名度を誇り、多くの人々が業界内でその名を知っています。そのため、パワコンを選ぶ際には安川電機を指名される方も多くいらっしゃいます。

また、安川電機はインバータ業界でNo.1のシェアを誇りますが、その技術や経験を太陽光発電のパワコンにも応用しています。そのため、投資用の野立て産業用太陽光発電所だけでなく、工場や法人施設など、様々な用途で広く利用されています。

2.1 「Enewell-SOL P2シリーズ」の容量(kW)は?

商品は「Enewell-SOL P2シリーズ」で、現在のラインナップは三相と三相絶縁型です。

以前は、パワコンのラインナップには単相(5.8kW/9.9kW/10kW)と三相(9.9kW/10kW)がありましたが、2024年現在は三相PCSのP2シリーズ(9.9kW/10kW)のみとなり、単相PCSは生産されていません。

商品型番は以下の通りです。製造中止になっている製品については、メーカーのウェブサイトで推奨代替製品が掲載されています。

  • ・CEPT-P2AAB9P9B(生産終了)
  • ・CEPT-P2AAB010B(生産終了)
  • ・CFPT-P2AA29P9B
  • ・CEPT-P2AA2010B
  • ・CEPT-P2HA29P9B
  • ・CEPT-L1AA5P8(生産終了)
  • ・CEPT-L1AB5P8(生産終了)

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3.安川電機のパワコンの特徴・強みは?

安川電機のパワコンの特徴・強みは?

安川電機の強みは、圧倒的な技術力にありますが、その具体的なポイントは何でしょうか?ここでは、主要な3つのポイントを紹介します。

3.1 過積載率200%で発電量の最大化!

2012年から始まった全量固定買取制度により、日本各地に低圧の太陽光発電所が急速に増加しました。この増加に伴い、太陽光パネルをどれだけ設置できるか、つまり過積載率がパワコン選びの重要な要素となりました。これにより、発電量を最大限に引き出すことが可能となります。

安川電機のパワコンは驚異的な過積載率200%を誇り、したがって、低圧の発電所でも100kWの太陽光パネルを設置することができます。

3.2 メンテナンスが簡単

太陽光発電所など、長期間運用される場合には、メンテナンスのしやすさが重要です。安川電機のパワコンでは、ファンの交換やフィルターの掃除など、お客様自身でも簡単に行えるように設計されています。これにより、保守点検の費用を削減できます。

3.3 耐久性が高い(二重構造設計)

実は、パワコンを選ぶ際に重要なのは価格だけでなく、耐久性も大切です。安川電機のパワコンは、外気が電子基板に侵入しないように二重構造になっています。そのため、故障しにくい設計となっています。

さらに、自家消費用途向けに開発されたパワコンは、静音設計だけでなく、停電時に自立運転する機能も備えています。

3.4 保証期間・塩害・出力制御対応は?

パワコンの保証期間は通常1年ですが、オプションで10年保証を選択することもできます。さらに、海岸から500メートル以上~1キロ未満の塩害エリアにおいても、塩害オプションを追加することで塩害設置対応が可能です。塩害エリアでは、本体がステンレス(SUS)仕様のモデルを選ぶことをおすすめします。なお、SUS仕様のモデルには追加料金がかかります。

また、最新の出力制御にも対応しています。

4.安川電機のパワコンを交換する場合は?

安川電機のパワコンを交換する場合は?

基本的に、保証期間内であれば修理対応を依頼しましょう。保証期間が過ぎた場合は、修理費用が有料となります。また、修理費用は新規購入費用と同等か、それ以上になる場合もあります。また、既に製造中止、補修用性能部品の保有期間が終了になっている機種もあるため、太陽光発電所を設置した業者に確認できる場合、まずは確認されることをお勧めします。

一方、既に撤退したメーカーのパワコンを使用している場合、機種によっては安川電機のパワコンに交換することにより、交換時の配線工事の簡略化、工事費の削減ができるものもあります。

2024年3月現在、パワコンメーカーによっては、納期が数ヶ月かかるものもございます。ゆえに、故障する前に最新のパワコンを注文し、既存のパワコンをすべて最新の出力制御対応のものに交換する人も増えています。しかし、タイナビショップでは、最短2週間で納品できる安川電機のパワコンもございます。

4.1 対応機種三相9.9kW/10kW(絶縁・被絶縁)について

2024年3月現在、以下の機種が利用可能ですが、原材料の半導体不足により納期が約2~3か月かかっています。ですので、ご注文はお早めにご検討ください。

※この表は横スクロールできます。
商品タイプ 型番 容量 納期
安川電機パワコン
(非絶縁タイプ)
CEPT-P2AA2010B
(鋼板仕様)
三相
10.0kW
6か月
安川電機パワコン
(非絶縁タイプ)
CEPT-P2AA2010C
(SUS/ステンレス仕様)
三相
10.0kW
3か月
安川電機パワコン
(非絶縁タイプ)
CEPT-P2AA29P9B
(鋼板仕様)
三相
9.9kW
3か月
安川電機パワコン
(非絶縁タイプ)
CEPT-P2AA29P9C
(SUS/ステンレス仕様)
三相
9.9kW
3か月
安川電機パワコン
(絶縁タイプ)
CEPT-P2HA29P9B
(鋼板仕様)
三相
9.9kW
14営業日
(2週間)
安川電機パワコン
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三相
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